OMEGA デヴィル コーアクシャル cal.3313 オーバーホール&外装仕上
OMEGA デヴィル コーアクシャル cal.3313(フレデリック・ピゲ改)のオーバーホール&外装仕上をご依頼いただきました。
お客様は外装キズ以外に特に気になる点はなかったそうです。
しかし、お受け取りし手に取って操作性チェックをしてみると、手巻きのしづらさ(重い感じ)は気になる部分でした。
また、振り角は十分に出ていたが、若干の遅れが気になりました。
修理内容: オーバーホール/外装仕上
修理作業
①分解
一気に分解していたため、分解時の写真を撮り忘れておりました。
機械式クロノグラフの分解で気をつけることは、クロノ針を抜く作業です。リセット時に針ズレが起きないようにキツく嵌っています。
今回の時計も初めてのオーバーホールなのか、かなりキツめに入っておりました。
ハカマのカシメ部が分離しないように、ツツカナ抜きを磨いたものを代用し、クロノ針単体で抜きます。ブライトリングと同じやり方ですね。
ムーブメントの分解までしたら、ベンジンで下洗いです。頑固な油汚れや湿気の腐食は超音波では落ちないためです。
②超音波洗浄/組立注油
超音波洗浄が完了した状態です。
香箱もゼンマイを取り出して洗浄しております。
パーツ点数の多いものを組む時は、組みたい箇所のパーツをまとめて手元に置くことです。慣れるとパーツが飛んでいく心配もないですし、いちいちケースにしまうより作業効率が良いためです。
フレデリック・ピゲはブランパンのムーブメントメーカーですので、汎用ETA7750とは違い、仕上げが美しいのが特徴です。
また、直径も小さいため、小ぶりなクロノグラフとしても作りやすいです。